Love神戸社長★西 良旺子ブログ
あれから27年
2022年01月17日
1995年1月17日。
神戸の方にとっては、忘れられない1日。
5時46分。
ゴゴゴーと唸るような音で目が覚めて、突然の縦揺れ、その後横揺れ。
縦揺れが来た時に、一瞬の動物的勘で、子供たち2人をとっさに引っ張り、私が覆いかぶさるように、
畳半畳分くらいのところに、親子3人がうずくまった。
思えば、3LDKの部屋の中で、唯一、物が倒れてこなかったのは、その半畳のスペースだった。
一瞬で、タンス・食器棚・机・鏡台・全てのものが倒れ、割れ、壊れた。
冷蔵庫は扉がもげて、中の物は全部出ていた。
勿論、足の踏み場などは無い。
揺れは続く、30分くらい、その姿勢で、子供たちに
「大丈夫。大丈夫。しばらくじっとしとこ。」
私が住んでいたところは、須磨区の8階建てだった。
当時は結婚していたのだが、主人はいなかった。
(飲みに行っていて、朝帰ってきた)
揺れがおさまって、部屋中を見て、びっくりした。
それよりも実家が気になる。
8階から階段を下りて、なんとか、車を出し、長田区にある実家へ。
母の家は2階が1階になっていた。
つまり、全壊。
母の姿は見えなかった。
瓦礫の中に、埋もれていて、どこにいるかも見当がつかない。
目の前に起こっていることは、夢だよね。夢であってほしい。
8時間後。母は救出された。
あたりは、焼け野原で、火がもう少し、早く回ってきていたら、一巻の終わりだった。
救出された母を病院に連れていくが、どこも治療どころではない。
避難所もいっぱいで入れなかった。
1晩野宿をして、やっと電話をかけることができ、今、ビーラブメンバーとして、活躍してくれている、けいこさんの家で
母と妹家族と私の家族をしばらく面倒を見てもらえることになった。
けいこさんの家に着いたとき、けいこさんのご主人がもってきてくれた、温かいおしぼりの気持ちよさは、
いまだに忘れることができない。
あの時の事を思うと、今の状態は、感謝しかないですよね。
今、世界中でいろいろな事が起こっていますが、目の前のことを受け入れて、瞬間瞬間を大切に生きていくこと。
その中で楽しむことを考えていくこと。
毎年1月17日には、心引き締まる思いでいっぱいになります。
Posted by Love神戸社長★西 良旺子ブログ
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