Love神戸社長★西 良旺子ブログ
読書感想文「発達障がい・グレーゾーンの子供がのびのび育つ接し方と言葉がけ」
2022年05月04日
私の出版のきっかけになった、後藤勇人さんに、ご縁をいただき、「発達障がい・グレーゾーンの子供がのびのび育つ接し方と言葉がけ」の本を献本いただきました。
作者は、咲田栞里さん。
発達支援トレーナーをされていらっしゃいます。
年間のべ2000人以上の発達障がい・グレーゾーンのお子さんの支援を行っていらっしゃるのですが、
その中で、育てていらっしゃる親ごさんの心のケアも大切ということで、サポートもされています。
私自身、知的障がいと自閉症を持つ、息子のたっちゃんの子育ての一番たいへんな時は過ぎ、今、心健やかに、たっちゃんとの生活を楽しんでいるのですが、
たっちゃんが小さいときや、思春期の時は、いろいろと苦しいことがありました。
この本は、今、悩みをかかえているお母さんにとっては、救世主的な本だと思います。
・親ごさんがサポートをしすぎてしまう
→私は、仕事が忙しく、サポートしなさすぎだったので、良かった
・お子さんが、失敗が怖くて自分で決められなくなってしまう。
※親ごさんが、自己肯定感が低いことにより、ダメ出しが多くなり、このような状態になる
→私は、笑ってしまうほど、自己肯定感が高いので、たっちゃんも自己肯定感が高く、自分で決めれる
・1日10分でも、自分の時間を持つ
→朝の散歩、夜のドラマを観る時間なども大事
私が大いに共感したのは、親のあり方のところ。
「親がぶれると子どもが不安になる」
会社を経営してすぐのこと。
たっちゃんが就職できて、ほっとし、ほぼ、同時に私も起業することになった。
が、会社経営はそんなに甘いものではない。
自分のこと、会社のことで、頭の中も心の中もいっぱいになった。
今では、考えられないが、たっちゃんは、就職し、朝早く起きて、家を出ることができなかった。
そのおかげで、毎日喧嘩。
そして、仕事のストレスか。。毎日暴れる日々だった。
暴れることを止める事ができず、警察を呼ぶこともあった。
もう、一緒に住むことはできないのではないか?と思う日々。
が、私がたっちゃんの話を聞いていなかったのでは無いか?と気づかせていただけることがあり、
私は、ハッとした。
それから、たっちゃんの顔を見て、きちんと話を聞くことを心がけた。
たっちゃんも仕事が慣れてきたり、飲んでいたお薬が変わって、眠気がマシになったりということも重なり、
全く、暴れなくなった。
ちょっとしたボタンの掛け違いで、人は崩れる。
どこかで、気づかないと、崩れはどんどんひどくなる。
接し方・言葉かけは、自分のマインドから。
これは、子育ても社内でも同じかもしれない。
できないことに目を向けずに、できることを認めていく。
これは、どんな人にでも言えること。
普通という枠に当てはめなくてもよい。
子どものことと自分のことを知ることが、第一歩だと気づかせてくれる一冊です。
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